【BRT】前谷地~盛まで
こんにちは、Mr.ブルーウインドです。
いまだに東日本大震災の影響があちこち残る東北です。
今日から「ツール・ド・東北」も始まりましたね。
自転車で震災遺構を見て廻る企画。
さすがに体力のない人だと自転車はちょっと、と思うかもしれませんね。
そんな方にお勧めなのが、BRTでの旅。
BRTとは「bus rapid transit」の略。
日本語では「バス高速輸送システム」と呼ばれることも多いのですが、
実際にはちっとも高速ではなく、元の鉄道線路沿いを丁寧になぞっていくことがほとんどです。
列車代行バスとも似ていますが(例:日高本線 鵡川~様似)、BRTの場合には専用道なども備えられており、かなり定時運行に近づける努力もなされています。
宮城県の前谷地から気仙沼を経て、岩手県の盛に至るルートは、そんなBRTが運用されている珍しい例。今後全国的にローカル鉄道が廃止になっていくと同様のシステムが運用される可能性もあるかもしれません。
定員は40~50名ぐらいですので通勤・通学時間帯はそれなりに混雑します。
とはいえ、ローカル鉄道の単行列車(1両編成)のコンパクト版と考えればいいのかもしれません。
岩手県内の大船渡線区間部分は結構利用者が多い印象があります。
盛から気仙沼まで。
旧大船渡線の路線をそのまま活用している区間もあるため、鉄道だったトンネルを通るところもあります。
全国的に有名になった「奇跡の一本松」も同名のバス停があり、時々観光客の方が乗り降りするのを目にすることもあります。
理想をいえば、岩手県の碁石海岸や、気仙沼のリアス・アーク美術館へのアクセスがもう少しいいとよいのですが、若干ルートからは外れるんですよね。残念。
仙台から気仙沼までは一ノ関経由もありますが、お時間のある方は、仙台から使える「Wきっぷ」なども活用してゆっくりとバス旅をしてみるのも良いかもしれません。そして、途中の南三陸町付近などで気になる場所を見つけたら、是非途中下車などをしてみるのもよいでしょう。
なお、小牛田から行く場合には、前谷地で乗り換えるケースと柳津で乗り換えるケースがあります。ダイヤをみながら計画を組んでみてください。