【おすすめ路線】東北の鉄旅ならココ!
Mr.ブルーウインドです。
時々受ける質問の一つに、
「おすすめの鉄道路線」ってどこですか?
という定番質問があります。
「ひとそれぞれです」というのが、ひとつの答えなのでしょうが、
それでは身も蓋もないので、
「Mr.ブルーウインド的東北鉄道ベストセレクション」
を書いてみましょう。
なお、順位はあえてつけません。
①羽越本線(三瀬~鼠ヶ関)
先日の新潟・山形沖地震で被害が多かった場所。以前に泊まったことのある名旅館「萬国屋」さんも大変な被害を受けていましたね。ここから南の笹川流れ付近まで、遠く粟島を眺めながらの風景は何度見ても見飽きません。四季を通しておススメ。
②羽越本線(吹浦~小砂川)
山形・秋田県境越えのこの線区、普通列車はかなり少ないのでなかなか乗りに行くのが大変です。女鹿は秘境駅としても有名ですが、余裕のある方は是非吹浦で降りて十六羅漢まで歩いてみてください。厳冬期なら波の華の舞う光景が幻想的。
鉄道ファンなら誰しも憧れる路線の一つ。その理由の一端は当然ダイヤの不自由さにあるのでしょう。十二湖を散策するもよし、艫作(へなし)で不老不死温泉を訪ねるもよし、千畳敷を歩くもよし。
アットホームなおもてなしをしてくださるアテンダントの、個性あふれるキャラによっていろんな工夫を年間通して楽しめる路線。太宰ファンなら金木に寄るのはマストでしょうね。
⓹花輪線(田山~八幡平)
緑の季節もいいですが、ベストは紅葉シーズン。ダイヤが不便になって、盛岡発10時台がなくなったことでますますアプローチが難しくなってきました。
⑥三陸鉄道リアス線(久慈~田老)
震災によって以前と風景が一変。大堤防が目立つようになった区間も多い中、ダイナミックな大平洋が眺望できる田老以北がおすすめ。思わず降りたくなる衝動に駆られる駅もありますよ。
秘境駅早戸もこの区間内。只見川と絡みながら何度も越えていく鉄橋からみる川の流れは、時のたつのを忘れさせてくれます。会津川口~只見間の復活の日を楽しみにしましょう。
経営努力を感じさせてくれる路線。スタッフのみなさんも笑顔で懸命に頑張っている姿が印象的です。「山派」の皆さんには是非一度は乗ってみてほしい路線。鷹巣から角館まで乗ると、左手に見えてくる秋田駒ケ岳に心躍ります。
⑨陸羽西線(津谷~清川)
最上川との並走区間。ちらりと途中で見える白糸の滝がアクセント。高屋駅は「縁結びの駅」でもあります。夏の水量の多いシーズンも、雪景色の山々に抱かれた時期もOK!
秘境駅面白山高原を含む区間。仙山トンネル前後の疾走感がジェットコースター的。熊ヶ根鉄橋のスリル感は全国有数。
全国の鉄道の中でも、東北の鉄道は「見どころ」という点ではまったく引けをとりません。興味のある路線がありましたら、是非!